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2011年11月の記事

"格付け"に問われる「社会共存力」

代表 橋爪清のブログ

朝日新聞(11月20日)に注目したいコラムが載っていた。編集委員・大野博人氏によるもので、『格付け 見えること、見えないこと』である。

記事によると、ヴィジオというフランスの格付け会社が、2年も前に東京電力やギリシャ、ポルトガル、イタリアそして日本までもかなり低い評価を下し、今日の姿を予測していたという。

格付け会社といえば、ムーディーズやスタンダード・アンド・プアーズなどがある。リーマンショックによる世界的な同時不況は彼らの金融機関への格付けが幕開けとなった。今年に入ってからは米国が格付けを下げられオバマが躍起となって弁明に努めたことなどその影響力の巨大さが知れる。

しかしムーディーズは2年前21段階の格付けでは東電は上から3番目、ギリシャ国債は5番目としていたという。スタンダードもほぼ同様でいずれも「投資適格」としていた中で、ヴィジオは何故異なった評価ができていたのか?

ヴィジオは財務状況評価ではなくSRI評価(社会的責任投資)を基本においている。つまり、情報開示力、組織の健全性、環境への配慮や投資、雇用対策など、社会との共存共栄の関係どう構築しているかがポイントになっている。

SRI評価には、ネガティブとポジティブの両面があり、ネガティブ部門には原子力産業などがあるため、東電はじめ日本の電力会社の評価が低かったのはやむを得ない。しかし東電のガバナンス部門が100点満点でわずか2点、環境部門でも7点とあまりにも厳しい評価であった。

ポジティブ部門は、企業がCSR(企業が果たすべき社会的責任)にどこまで積極的に取り組んでいるかをアンケート調査し、評価している。東電はじめ日本の多くの企業は、その調査に回答しなかったため総じて低い評価になったこともあるが、やはりその実態はあまり無かったのではないかと思われる。

日本企業も、グローバル経済において財務内容の健全化はもちろん重要だが、同時に本物のSRIとCSR活動を強化し、社会との共存力を高める努力を図る大切さをヴィジオは教えてくれた。

2011/11/24|コメント(0)トラックバック(0)

言い訳無用。経営者のインテグリティー

代表 橋爪清のブログ

フリージャーナリスト・田草川弘氏によれば、アメリカではインテグリティーがあるといえば最高の褒め言葉となり、逆にインテグリティーが無いといえば人格の全否定に繋がるという。

インテグリティーはよく誠実と訳されることが多いが、経営的には企業の重要な行動指針とされ、「全従業員が社会人として倫理観と清廉潔白さを備え、企業理念を体現する」ことを求めている。

その視点で東京電力の原発問題、九州電力のやらせを見ると、経営者は即刻辞任すべきであった。しかし彼らは結論を先延ばし明快な責任を取ろうとしなった。当然ながら従業員からも勇気ある内部告発者が出てきていない。

電力各社のガバナンスやコンプライアンスは、やはり世間体だけのものだった。長年、国や行政に保護され続けてきた独占企業は、当事者能力を失う一方で独特のムラ文化を形成してきた。社会と遊離した組織文化は、今厳しい批判を受け企業の将来を左右するほどの大問題を抱えたままにいる。

経営者は自らが倫理感と清廉潔白さを備え行動することが第一義である。そのためには、社員と全人格的なコミュニケーションを図り社会から尊敬される企業文化をつくらなければならない。経営者のインテグリティーは言い訳無用なのだから。

そのためには、経営者は公と私のギャップをなくす努力をし続けること。つまり家族や友人知人と常に正直に向き合い、彼らから信頼と尊敬される存在となりその延長で経営を担うことである。

2011/11/10|コメント(0)トラックバック(0)

「反CSR」という考え方

スタッフブログ

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版に連載している「肥田美佐子のNYリポート」の10月14日が興味深かった。
http://jp.wsj.com/layout/set/popup/US/Economy/node_324345

「企業の社会的責任(CSR)は、収益をむしばみ、株主の利益に反する。CSRという概念は、幻想であるばかりでなく、危険性もはらんでいる」
こう主張する「反CSR」派の学者と、CSR擁護派が、そのものズバリ「VICE vs. NICE(悪vs善)」というタイトルの討論会で激論を交わした。

日本では、公の場で積極的に「反CSR」を唱える人たちは今のところ見かけない。
しかし今後あり得る問題としては、日本企業が途上国の新興企業との厳しい競争にさらされる中、先進国の慣行に過ぎないCSRが競争の足枷になりはしないか。また途上国にとっての参入障壁になりはしないか。
そうした時に、「反CSR」という立場に対する社会的合意は現在とは変わり、その言葉が持つ響きほどには「邪悪さ」は薄まっていくだろう。

また、元英国首相のトニー・ブレアの回顧録の中で、
「スキャンダルは、政治におけるまったくの悪夢である。(略)一般大衆は、今の政治家は古の日々の政治家より小者だと結論を下しているかもしれない。それはナンセンスである。違いは精査が厳しくなったこと、期待される透明性がまったく異質なものになったことだ。問題が公に論じられるときのヒステリックなムードは、昔の数倍デシベルもの音量になっている。そしてそれが動くスピードはジェット機とトラクターとを比べるようなものだ。人は変わっていない。背景がわずか二十年前のそれと比べても惑星間ほど隔たっているのだ。」(『ブレア回顧録』より)
と書いている(政治の部分を企業と置きかえて読んでほしい)が、ネットやソーシャルメディアの発達で、企業の一挙手一投足がグローバルに監視される時代、企業は一世代前では考えられない高い倫理観を要求されている。

そんな社会から企業へ向けた360度査定に対する、もううんざりだ!との異議申し立てとしての側面も「反CSR」は持っている。

考え方については必ずしも同意できないが、今後注視したい動きだ。

(Y.I)

2011/11/29|コメント(0)トラックバック(0)

「忘れられない看護エピソード」募集開始

スタッフブログ

昨年に引き続き今年も日本看護協会「忘れられない看護エピソード」募集のお仕事をさせていただくことになった。

この事業は日本看護協会が、ナイチンゲールの誕生日である5月12日「看護の日」それからの1週間を「看護週間」と定めて、「看護の心をみんなの心に」をテーマとして実施するものだが、その背景には看護職の就業者の不足や、就業希望者の減少という切実な問題がある。

内容は、「看護」を通しての忘れられない体験を作文にしてもらうというもので、看護職の有資格者の「看護職部門」と、「一般」の二つの部門がある。応募作品から最優秀賞2作品をはじめ、特別審査員である内館牧子さんが選ぶ「内館牧子賞」など、入賞入選22作品が選出される。

前回の表彰式では、ここまで丁寧に入賞作品の講評をしてもらえるかと思うほど、内館牧子さんからの詳細な講評が印象的であった。また、入賞入選作品をまとめた「忘れられない看護エピソード集」は、看護職の大変さだけでなく、「生きる」ということをキーワードに看護職の方と患者、さらにその家族の思い、苦労、喜び、悲しみなどが凝縮されており、看護職の大切さを強く感じられるエピソードが多数紹介されている。

「忘れられない看護エピソード」募集や「忘れられない看護エピソード集」に興味を持たれた方は、日本看護協会のホームページを覗いてもらいたい。

*日本看護協会のホームページは、こちら

(Y.S)

2011/11/22|コメント(0)トラックバック(0)

バブル後遺症

スタッフブログ

先週、オリンパスの損失隠しが世間の注目を集めた。

事の発端は、先月10月に英国人社長を社長就任からわずか6ヶ月で解任したところから始まった。その後英国人社長はマスコミに対しオリンパスが行った企業買収に関する仲介手数料の異常を指摘。同社は当初は問題ないと否定をしていたが、否定後わずか10日あまりで不正を認め、バブルで負った1,000億円ともいわれる損失を、「飛ばし」と呼ばれる手法を用いて処理していたことが発覚した。

同社の株価も英国人社長解任発表の10月14日時点では2,045円だったが、先週までストップ安が続き、昨日一転してストップ高になったとはいえ540円と約1/4に大幅下落している。

バブル崩壊から20年、いまだその当時の負の遺産で苦しみ、カメラや医療機器などで世界的なメーカーである同社がこのような事態に陥り、これまで買収していた側から今では株価下落により買収される側になりつつある。

先日当社の代表が書いたブログ*ではないが、『経営者は自らが倫理感と清廉潔白さを備え行動することが第一義』としていたが、正にその通りであると思った。

最後に、オリンパスに続き不正処理している企業が現れないことを願いたい。

(T.K)

*当社代表橋爪清ブログは、こちら

2011/11/15|コメント(0)トラックバック(0)

今年もいよいよ募集開始

スタッフブログ

今年も11月3日より「第二十三回 伊藤園お~いお茶新俳句大賞」の募集が始まった。
前回の第二十二回は171万句を超えるご応募をいただいた。これは国内における俳句の創作公募コンテストとしては応募作品数日本一である。(2011年11月1日月刊公募ガイド調べ)

その応募数の中から最高位である文部科学大臣賞を受賞するのは、本当にすごいことである。前回の文部科学大臣賞の受賞者は、わずか11歳の小学生だった。

そう、老若男女、日本語俳句の部門の応募者全員にその受賞の可能性があるのだ。我こそは、という方は是非ご応募いただきたい。

作品のテーマは自由である。季語や定型にこだわることもない。感じたことや思ったことをのびのびと表現するのが「新俳句」である。

日々生きていると、感じることはいろいろある。嬉しいことも悲しいことも。それは一生懸命生きているからこそなのだろう。それを五七五のリズムにして発信すれば、多くの人の心をとらえ、感動を呼ぶかもしれない。そうでなくとも、自分の人生の一瞬を残しておけるかもしれない。

人の心が千差万別であるように、様々な言葉に彩られた俳句が届くことを、事務局一同楽しみにしている。

(T.I)

2011/11/08|コメント(0)トラックバック(0)

メディアの変化に思うこと

スタッフブログ

先日、上司にご紹介いただいた方とお食事をする機会があり、
今さらと思う方もいらっしゃるかもしれないがiPad用のアプリ・フリップボードを初めて見た。
ニュースサイトやツイッターなどSNSの情報が、
綺麗なレイアウトに整理され雑誌感覚でパラパラと閲覧でき、
スッと頭に入ってくる。本当に画期的だと思った。

その時・・こんなことを思い出した。
先日、義理の叔父にお招きいただき食事をしたとき、
小学1年生の娘さんが「パパァ、スマートフォンはぁ?」と言って、
スマートフォンを手に取ると、すいすいと扱った。
街中や会社で見る、OLやサラリーマンの人差し指で画面をタッチする姿が、
そのまま小さな子供に投影され驚かされた。

2015年にiPadのようなタブレット端末を学校の教科書として活用する動きもあり、
この子達の成長と共に、情報に対する考え方や概念がどんどん進化するのではと思う。
Web2.0と騒がれた時、マス媒体がなくなるなんて話は、馬鹿らしい話と思っていた。
しかし、マス媒体に特別な意識はない、この子達の時代に、
新たな技術の利便性が既存メディアを上回れば、消える・・なんてこともあり得るかもしれない。

メディアの激動の時代に期待感が湧くと共に、油断ができない時代だなとますます思った。

(Y.M)

2011/11/01|コメント(0)トラックバック(0)

スタッフブログ"「反CSR」という考え方"をアップしました

お知らせ

ウォール・ストリート・ジャーナル日本版に連載している「肥田美佐子のNYリポート」の10月14日が興味深かった。
http://jp.wsj.com/layout/set/popup/US/Economy/node_324345

「企業の社会的責任(CSR)は、収益をむしばみ、株主の利益に反する。CSRという概念は、幻想であるばかりでなく、危険性もはらんでいる」
こう主張する「反CSR」派の学者と、CSR擁護派が、そのものズバリ「VICE vs. NICE(悪vs善)」というタイトルの討論会で激論を交わした。

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2011/11/29|コメント(0)トラックバック(0)

第68回評判づくり研究会セミナーを開催します

お知らせ

【テーマ】 社会貢献と収益事業の、高度な両立のポイント
        -息の長いCRM事例、ボルヴィック「1L for 10L」プログラム-

【講演者】 ダノンウォーターズオブジャパン株式会社
        ボルヴィック「1L for 10L」プログラム
        プロジェクトリーダー
        大塚 竜太氏

【日 時】 2011年12月6日(火)18時00分開始

セミナー内容など、詳しくはこちらをクリックしてください。

2011/11/24|コメント(0)トラックバック(0)

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お知らせ

朝日新聞(11月20日)に注目したいコラムが載っていた。編集委員・大野博人氏によるもので、『格付け 見えること、見えないこと』である。

記事によると、ヴィジオというフランスの格付け会社が、2年も前に東京電力やギリシャ、ポルトガル、イタリアそして日本までもかなり低い評価を下し、今日の姿を予測していたという。

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2011/11/24|コメント(0)トラックバック(0)

スタッフブログ"「忘れられない看護エピソード」募集開始"をアップしました

お知らせ

昨年に引き続き今年も日本看護協会「忘れられない看護エピソード」募集のお仕事をさせていただくことになった。

この事業は日本看護協会が、ナイチンゲールの誕生日である5月12日「看護の日」それからの1週間を「看護週間」と定めて、「看護の心をみんなの心に」をテーマとして実施するものだが、その背景には看護職の就業者の不足や、就業希望者の減少という切実な問題がある。

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お知らせ

先週、オリンパスの損失隠しが世間の注目を集めた。

事の発端は、先月10月に英国人社長を社長就任からわずか6ヶ月で解任したところから始まった。その後英国人社長はマスコミに対しオリンパスが行った企業買収に関する仲介手数料の異常を指摘。同社は当初は問題ないと否定をしていたが、否定後わずか10日あまりで不正を認め、バブルで負った1,000億円ともいわれる損失を、「飛ばし」と呼ばれる手法を用いて処理していたことが発覚した。

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2011/11/15|コメント(0)トラックバック(0)

橋爪清のブログ"言い訳無用。経営者のインテグリティー"をアップしました

お知らせ

フリージャーナリスト・田草川弘氏によれば、アメリカではインテグリティーがあるといえば最高の褒め言葉となり、逆にインテグリティーが無いといえば人格の全否定に繋がるという。

インテグリティーはよく誠実と訳されることが多いが、経営的には企業の重要な行動指針とされ、「全従業員が社会人として倫理観と清廉潔白さを備え、企業理念を体現する」ことを求めている。

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お知らせ

今年も11月3日より「第二十三回 伊藤園お~いお茶新俳句大賞」の募集が始まった。
前回の第二十二回は171万句を超えるご応募をいただいた。これは国内における俳句の創作公募コンテストとしては応募作品数日本一である。(2011年11月1日月刊公募ガイド調べ)

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2011/11/08|コメント(0)トラックバック(0)

評判づくり研究会「コラム」を更新しました

お知らせ

第63回 プロフェッショナルの自然案内人としての「評判づくり」

プロ・ナチュラリスト/佐々木洋事務所 代表取締役社長
佐々木 洋 氏

本文はこちらをクリックしてください。

2011/11/07|コメント(0)トラックバック(0)

「第二十三回伊藤園お~いお茶新俳句大賞」、募集開始しました

お知らせ

今年で二十三回目を迎えました「伊藤園お~いお茶新俳句大賞」が11月3日(木)より応募受付を開始いたしました。自分で感じたこと、思ったことを季語や定型にこだわることなく、五・七・五のリズムにのせてのびのびと表現してください。
 【主催:伊藤園新俳句大賞実行委員会】

詳しい募集要項・お問い合わせは、「伊藤園ホームページ」 または、
「伊藤園新俳句大賞事務局」 03-3264-4050 (午前10時~午後6時、土・日・祝日除く) まで。

2011/11/04|コメント(0)トラックバック(0)

スタッフブログ"メディアの変化に思うこと"をアップしました

お知らせ

先日、上司にご紹介いただいた方とお食事をする機会があり、今さらと思う方もいらっしゃるかもしれないがiPad用のアプリ・フリップボードを初めて見た。
ニュースサイトやツイッターなどSNSの情報が、綺麗なレイアウトに整理され雑誌感覚でパラパラと閲覧でき、スッと頭に入ってくる。本当に画期的だと思った。

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2011/11/01|コメント(0)トラックバック(0)

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